工事監理業務

●設計説明会の開催

当社では、構造設計の意図を明確に施工者に伝達し、施工時のミスを減らすために着工前の「構造設計説明会」を開催します。

 

説明会では設計者と現場職員および各職長が一堂に会し、率直な意見交換や注意すべきポイントについて意志の疎通が図れることから、施工品質の向上に大きな成果が期待できます。

 

また、施工ミスの減少に伴って工事監理の手間も減少し、かつ現場の出費も抑えられるなど、監理者と施工者双方に大きなメリットが生じます。

 

●試験杭立会い

特に既成杭に関しては、近年さまざまな工法が乱立し、多くの施工上の不具合が報告されるなど、工事監理側(管理側も含めて)にも高度な知識と判断力が要求されています。

 

当社では、施工計画書のチェックを初めとして、施工機器のキャリブレーション、セメントミルクの配合確認から流量チェックまで、健全な杭の築造に対して精度の高い杭工事監理を実施します。

 

●配筋検査(型枠検査)

近年、建設業においては技能労働者の減少や能力の低下に伴い、施工ミスや手抜きなど、品質に関する重大な問題が頻発しており、

施工品質に対する社会的な関心は日増しに高まっています。

 

工事監理者に対しては、今まで以上に高いチェック能力が求められており、当社では通常の配筋検査(材種、本数、径、間隔、定着長さ、鉄筋のかぶり厚さ、断面寸法など)だけでなく、現場に精通した専門家の視点で、構造スリットの納まりや止水版の取り付け状況、鉄筋の防錆状況まで、チェックシートを用いた丁寧な配筋検査を実施します。

また、配筋検査において問題が生じた場合にも、現場と共に知恵を絞り、迅速かつ適切な対応で工程を守ることを心掛けています。

 

●鉄骨製品検査

鉄骨の製品検査では、主に部材の寸法、材質、加工形状、溶接状況の確認を行います。その中でも建物の品質に大きな影響を与える要素として、重点的に確認すべき項目が「溶接の質」です。

特に突合せ溶接部では、目視では確認できない内部欠陥を調査するために、第三者機関による超音波探傷(UT)が義務付けられていますが、最終的な合否の判断は監理者に委ねられています。

当社では、製作要領書のチェックや工場検査を初め、目視検査、突合せ溶接における工場でのパス間温度管理方法の整合確認、工場の自主検査と第三者検査の整合確認など、高度な専門知識と豊富な経験により確実な品質の確保に努めます。

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